ロードバイクとウインドサーフィン、ランニング、そして日々の出来事を綴ります

ブルベに挑戦!【完走報告】

1.はじめに

初めてのブルベに参加し、完走しましたのでその感想を。

そもそも、なぜブルベに関心を持ったかといえば、こちらにも書いていますが、よくよく考えてみれば最近のサイクリングに目標がなくなったというか、マンネリ化していたというのが大きな要因なのですね。

最初は、白地図を購入して県内の主要か所を塗りつぶしては『山口県制覇!』だの、県外のサイクルイベントに参加するだの、STRAVAでセグメント争いするだの、機材をアップグレードするだのしてきましたが、最近、どうも刺激がない。

そういう訳で、きっと新しいことに興味が湧いたのだと思います。

※初のブルベは300km、夜10時のスタートで未明から明け方にかけて一番標高の高い場所という、自分には難易度高目の設定でした。

2.感想

はい。楽しいと思います。

なるほど、確かにこれまでのロングライドと趣が異なります。

※出発前のブリーフィング風景。注意事項やコース変更があったりもします。

1)準備の楽しみ

決められたコースを走ること、これはサイクルイベントと同じですが、コース案内してくるスタッフがいないので自分で判断しなくてはいけません。と言う訳で、主要な分岐点などを事前にチェックすることになるのですが、案外、この予習が楽しい。Googleマップとコースを見ながら、「この交差点を曲がるのだけど見落とさないように、それは何キロ経過した地点で、何の目印があって」、などと準備する訳ですね。もちろん、GPS機能とマップのついたガーミンエッジも使いますけど。そうすると、当日は知らない町の標識などを見ながらガーミンとにらめっこ、後何キロで転換地点にさしかかる、というのを気にしながら走ることになる訳です。これが今までにない感覚でした。なんせ、ガーミンのナビ機能がお馬鹿なもんだから…

周りのサイクリスト(ランドヌール?)を見れば、サイコンのEdgeのほかにも、EtrexというGPSナビを併用している人を何人か見かけました。Edge810ではコースを登録しておくと分岐点が近づいたら『後何キロで、右・左』と通知してくれるて便利なのですが、余計な場所でも「あっち曲がれ、こっち曲がれ」とうるさいので閉口します。それに現在の総走行距離と分岐点の位置を照合するため、Edgeで確認するのですが同時に地図も確認したい、でも走行中にいちいち画面を切り替えるのは面倒だし危険。そんな時に便利なのでしょうね。しかも、今回、Edgeはフリーズしてあわやログ消失、という憂き目に遭いましたが2台あればそれも回避できそうです。

2)新しい場所を走る楽しみ

いままでは、県内のいつも同じようなコースを走っていました。サイクルイベントと言ったって、何年か続ければ同じコースを走ることになります。そこで、県外のイベントへ出向く訳ですが、そうそう都合のいいイベントが開催される訳ではありませんし、参加料のほかに宿泊費と交通費を含めると痛い出費です。ところがブルベは、参加費が安い。しかも県内や隣県で盛んに実施しています。各地区の主催者が色んなルートや距離で趣向を凝らして企画してくれています。土地鑑のない見知らぬ県外のコースを自分で作るのも楽しいんでしょうが、それはなかなかレベルが高いですよね。そういう意味でもブルベを利用して見知らぬ場所を走る楽しみがあると思います。

3)避けられないナイトライド

走行距離が300kmを超えると、休憩時間を入れた総時間は15時間は超えるのではないでしょうか。実際、今回の総時間は18時間です。途中では長めの休憩も入れたり、食事タイムもとりました。そうすると、どうしても夜にも走ることになります。サイクルイベントで夜に走ることはいまだかつて経験したことがありません。景色も楽しめませんし、危険ですもんね。でも300kmでは避けられませんし、400kmなら仮眠も必要でしょう。当然、ライトなどの安全装備もいろいろと必要になってきます。

※明け方に撮影。九重山と思われる

4)痛み

これまで経験のなかった、膝の痛みを経験することになりました。踏み過ぎで大腿四頭筋が痛むことはあっても膝は初めてです。やっぱり踏み過ぎなのでしょう。お尻も痛いし、首も肩も凝るし、あちこち痛むはめになりました。300kmでこうなら、その先は推して知るべし。

 

5)散財…

今回のブルベで結構、お金を使いました。ライトや反射材などの類は最初だけかもしれませんが、消耗品の電池などはたびたび購入しないといけないでしょうし、長距離になる分だけタイヤの消耗も早くなりそうです。このほか、現地までの交通費、そして何より食費。コンビニ休憩で消費する食料も案外馬鹿になりません。給水も必要ですし。

そして、いろんな物が欲しくなります。雨合羽、サドルバッグ、輪行袋、GPSなどなどきりがありません。

3.こらからの向き合い方

今後は300kmを中心に200kmを混ぜながら参加していきたいと考えています。400kmは、その距離よりも仮眠のことが不安です。仮眠場所を確保することが容易なこととは思えません。でも、そのうち誰しもがシューペル・ランドヌールを目指すことになるんでしょうか?

さて、今回、女性が数人エントリーされていました。男性の自分でもシンドイのにすごい女性がいるもんだ、と最初は思いましたが、それは自分の思い違いでした。考えてみると、自分の乗り方はトレーニングよろしく、少しでも巡航スピードを上げて走り、ある程度の距離を走って疲れたら休憩する。登坂場面でも他人を抜くことを喜びとし、コンビニ休憩ではしっかり食べて休養する、そんな走り方です。一方で女性サイクリストは、どんな場面でも淡々と走り、コンビニ休憩もわずか数分。で、結局はその女性の方が早くゴールするという結果です。

頑張らずにペースコントロールを最優先することこそ重要なのでしょう。これまでの自分にはなかった走り方です。そして、それが楽しいかどうかは人それぞれかもしれません。それでも自分にとって、これまでに経験のないコースを走ることはやはり魅力的です。

※大観峰を過ぎて

真剣に向き合うとなれば、ギア(装備)もグッズ(用品)も必要となってきます。これまでは、『雨が降ったら走らない』が自分のルールでしたが、今後はそうも言ってはいられません。レインジャケットの購入は必須。そのほかにも、幸いこれまでは出先のトラブルで帰還不能になったことはありませんが、輪行袋は要りそうです。となれば、当然、これらを収納する大きめのサドルバッグも必要そうです。

ところで、みなさんは輪行袋はどの程度の基準で持参していのでしょうか。常に持つ、自宅からの回収が期待できないときに持つ、など各自の基準はさまざまと思います。一方で、持ったことがないと言う方もいらっしゃることでしょう。このあたり、気になるところではあります。

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