ロードバイクとウインドサーフィン、ランニング、そして日々の出来事を綴ります

自分にとってのランニングとは

1.はじめに

50歳手前で走ることを始めました。まさか自分がランニングを続けることになるとは夢にも思いませんでした。なぜなら、自転車をこぐよりも随分と大変だからです。運動強度が高いし、痛みを伴うことが分かっていました。

それでも4年間は続いています。

ランニングを継続するにあたり、モチベーションの維持と日常生活でのルーチン化が重要と考えています。前者は各人の目的であったりご褒美であったり。後者は日々の活動のハードルを下げることが目的となります。

 

2.モチベーションの維持

目的がダイエットであったり、健康管理であったり、マラソン大会などのランニングイベントの参加、といろいろ考えられますが、自分の場合はせっかく始めたランニングを途中で止めるのが惜しかったのも理由の一つです。職場で参加したランニングイベントに出るために練習を始めてから4年間経ち、現在は5kmか10kmを週に3回走ることを目標にしています。

以前は10kmを週に2回のペースで走っていましたが、若いころからランニングを続けている知人に相談すると、『それよりもランニングの回数を増やせ』と言われました。距離よりも頻度だそうです。ランニングが週3回というのは休日に走らない自分にとって、実は結構な負担です。そこで週の合計は同じ20kmにして、5km、10km、5kmに分けて走っています。気分的に負担を増やさないようにとしたわけで、その効果は今のところわかりません。

さて、維持するために不可欠と思えるのは記録(ランニングのログ)だと思います。いつ走った、タイムが向上した、距離が伸びた、今月は何キロ走った、その日の調子はどうだった、印象に残った場面を写真で撮った、など、あとで振り返ることができると、やりがいや目標につながります。

それには、ノートを記録するという方法もありますが、クラウド型のサービスを利用するとよいです。具体的にはガーミンを利用していればガーミンコネクトを、自分の場合はSTRAVAを利用しています。

STRAVAのメリットの一つはSNS機能を持っていることです。タイムラインにはアクティビティの様子や写真がインスタグラムのように流れています。モチベーションの最たるものは他者からの刺激ではないでしょうか。友人、知人が頑張っている様子を見れば、自分も!と思うのはいたって自然なことです。それが競争ではないとしてもです。ところでこのSTRAVA、今年の夏にサービス内容が変わり、無料プランでは自分の過去のデータが見られなくなりました。課金してまで見たいものでもないし、ほかの有料プランは必要としていませんが、不便なので以前のサービスに戻らないかなと今でも淡い期待を持っています。Ride With GPSのサービスも利用していますが、こちらはランニングのログとしてみることはありません。

3.ルーチン化

というか、習慣化です。案外とこれが重要です。というか自分にとっては。
『今日は走りに行こう』と考えれば、同じように『今日は走りたくない』とも思ってしまうものです。ですので、今日のこの時間は走る日と生活習慣の中で決めておけば、走ることを決意する必要がなくなります。そのためには無理なく(さりげなく)生活の中に、あたかも当然のように走るための時間を忍び込ませる必要があります。

ランニングしてから気づいたのですが、自分は、『好きな時に』、『好きなように』させてもらえば、面倒でしんどいこのランニングもあまり苦にならずに続けられるようです。

この好きな時にというのは、自分の場合、思い立った時、ではなく生活習慣の中で自分が決めた時間をいい、具体的には勤務が終わって自宅に帰る途中を指します。

『好きなように』とは、体調により5km走るのか、10km頑張るのか、または途中でリタイヤする、あるいは気分によってキツ目に走る、ゆったり走るといったことを、走っている最中にでも選ぶことができるという意味です。

このことからわかるように、そもそも自分はランニングはあまり好きではありません。最初から現在もそうです。

最初のころは音楽を聴きながら走ったりもしていましたが、そのうち聴くのを止めてしまいました。うるさく感じるようになったというのもありますが、聴く必要がなくなったというのが合っていると思います。今は、ただ黙々と走っています。走っているときはときどき頭の中で気になっていることを整理するくらいでしょうか。

4.よかったこと

『走る』ということに対するハードルが下がりました。例えば、出張先での早朝に走ったり、観光地に行って時間が余っているときに軽くランニングしたりすることが苦にならなくなりました。もちろんシューズ確保の問題はありますが、通常の出張や観光よりも行動半径が広がるので旅先の思い出に一役買ってくれることでしょう。

ほかにも、ちょっとしたとき、例えば電車の時間に遅れそうなときに走っても、そこそこ大丈夫です。汗はかいても涼しい顔でいられます。

趣味は?と聞かれてランニングと答えられるのはうれしいものです。ロードバイクやウインドサーフィンと答えるよりも、気取りや自慢げさがなく、なんだかスマートのように思います。

5.気になること

走り始めた頃、5kmが苦にならなくなった頃、それが10kmに伸びた頃、などの各フェーズで常にどこかに痛みがあります。これは走るフォームにもよるのかもしれません。走り始めた頃は膝の腱を痛めていましたが続けることによってそのうちに解消しました。でも、次はももやふくらはぎ、そして今はお尻のあたりと、どこかが慢性的な筋肉痛です。

食欲が進むこともそうです。良いことのようにも思えますが、『ランニングしてるから食べても大丈夫』といった食べ過ぎへの誘惑もありますし、ランニングを止めたときに現在の食欲がそれに伴って少なくなるとも思えません。怖くてランニングを止めることができない、というのもあながち言い過ぎではありません。

また、新しいランニング仲間も別に増えません。こちらは自分の性格にもよるのかもしれません。ぜーはー言って走るっている最中に会話したいとは思わないからですが、そうはいってもいつも常に一人というのも考え物ですね。フォームを見てもらって改善したいという気持ちくらいはあるのです。

ゆっくり走ればいいじゃないか。これは難しい問題です。走るからには向上したい。それがタイムであったり、距離であったり。とりあえず自分の目標は、『途中、歩かずにフルマラソンを走り切りたい』。そして、その際のタイムが4時間を切れば言うことはありません。目標が叶えば、後はただゆっくり続けるのも悪くないと考えています。というわけで、もうちょっと頑張らなくてはならないというわけです。

最新情報をチェックしよう!