ウインドサーフィンについて #2
なぜ、このスポーツを続けようと思ったのか
1.道具一式を揃えちゃった、という覚悟
2.他には換えがたい喜び
3.できた、という喜び
1.道具一式の購入
大人になって、何かの趣味を始めようとすれば、それは10万円では足りません
ウインドでも、ロードバイクでも、カメラでもそう。ただ、ランニングだけは別です
ウインドするには、ボード、セイル、マスト、ブーム、ほかジョイントベースにエクステンションがないと乗ることさえできません
さらに、ライフジャケット、ウエットスーツが必要となります。そしてハーネスと風域ごとのセイル、と挙げたらキリがありません
中古で揃えるにしても、15万円は覚悟しましょう
2.他には代えがたいとは
洋上は道路などと違ってフリーです。そう、道がないのです。
ときには、誰もいない海の上を自由気ままにクルージングすることができます
まさに、「この海は俺のもの」状態。フリーダム
自分が魅力的だと思うのは、まさにコレ
これは、ロードバイクでも、オープンカーやオートバイに乗っても味わうことはできません
あの無人島へ行ってみよう、なんてことも可能です
あ、これはカヤックにもできそうですね
スピードも相当出ます
海面上での時速30キロは、自分にとっての体感上、道路の70キロ、80キロにも感じます。
ただ、風が吹かなければどうにもならないスポーツでもあります。
自由な分、最低限の技量は必要です。それは出発地点にちゃんと戻れるということです。
自然に抗っても、言うとおりには聞いてくれません。
ですので、ある程度コースをコントロールできる技量を身に付けないと、それは漂流という悲しい事故につながります。
海でのスポーツはウインドサーフィンに限らず、判断の重要性、自己責任の度合いが非常に大きいといえます。
3.できたという喜び
いまだにウインドは初級の域を脱しませんが、それでも少しずつ段階を上がってきました。
マスターするのは難しいのですが、一つひとつの階段を上るように上達していくことができます。
これが、案外とうれしいものです
・ボードから落ちなくなった
・セイルをもってバランスをとれるようになった
・風上へ曲がれるようになった(ラフィング)
・風下へ曲がれるようになった(ベア)
・風上へ曲がってターンができるようになった(タッキング)
・風下へ曲がってターンができるようになった(ジャイブ)
・足がつく深さでは風の力だけでボードに乗ることができた(ビーチスタート)
・強風ではセイルに身体の重さを預けることができた(ハーネスワーク)
・海面上を滑走できるようになった(プレーニング)
・足がつかない深さでも風の力でボードに上がることができる(ウォータースタート)
・中風速域でジャイブができるようになる(レールジャイブ)
など、一つひとつの階段を上がっていきます
難しいからこその喜びといえるでしょうか
これはスキーにも言えるでしょうね
それは一年中できるということです。しかも30分程度、車をドライブすればゲレンデにたどり着く
これは大きいですね。
ウォータースタートを完全マスターしたら考えます
悪い意味で決定的に違うことは、オッサンしかいない、ということです。
若者や女性は皆無です
ただ、最近はSUP(Stand Up Paddleboard)が注目されているので女性も増えるかも、ですね
あなたは、知人にウインドサーフィンを勧めますか?
と聞かれれば、それは難しい質問です
まずは、スクールに行って自分との相性を探ってください、となるでしょう
セイルを操作して、自然の力だけで海の上を進むということに魅力を感じるとするならば、挑戦する価値はあると思います。
あるいは中級者になれば、むしろプレーニングのスピード感こそがウインドの魅力という人の方が多いのかも知れません。
SUPは敷き居が低いのでいいと思います。
なお、ロードバイクなら万人にお勧めしますけど