1.データが気になってきた
最近、インドアサイクリングのZwiftを始めてから、ワークアウトのデータが気になるようになりました。スマートトレーナーの機能にパワーメーターが付いていて、入手できるデータ量が一気に増えたからです。せっかくだからこのデータを有効活用したいと思いました。
2.Stravaに課金
ずっと無課金で利用していたStrava、以前は一時的なキャンペーンで有料機能を使うこともありましたが、パワーメーターを持っていない自分には有効性を感じていませんでした。数年前、仕様が大きく変わり、セグメント順位や過去の自分の履歴が見られなくなって、随分寂しい思いをしましたが、それが課金する理由には至りませんでした。
ところが、Zwiftを初めてパワーメーターからの数字を得られるようになり、最近、分析結果が気になってきた、というところです。
自分の何を鍛えたらどうなるのか、を知りたい。弱みが何で、どう鍛えたら解消されるのか。
3.背景
なんとなくですが、自分の特性としては、『短時間の高強度は出せるのですが、長続きしない。持久力がない』という感じです。しかもその高強度は他人と比較してどのくらいで、どの程度の時間を出し続けたいのかはわかっていません。ぼんやりで、しかも目標もないという感じなので、これを機会に整理したいと思いました。
4.目標
自分は、ロードレースに参戦しているわけでもなく、ブルベで走るほど長距離は好きでなく、仲間とグループライドをすることもあまりありません。一方で、ヒルクライムは嫌いではなく、総じて自分のペースで走りたいタイプです。また、MTBのクロスカントリーは好きなジャンルでこれなら草レースでも競争心を燃やすことがあります。
そんな特性なので、富士ヒルクライムをトレーニングの目安にすることを思いつきました。いつかは出場して、ブロンズを目指したいと思う日が来るかもしれません。
そうした場合、『目標のワット数を90分間出し続ける』という新たな目標が生まれます。とすれば、ゴールがそこで、現在地の把握(現時点の自分の能力)、取るべきルート(トレーニング方法)、小さな目標(パワーウエイトレシオなどの指標やクリティカルパワー)が見えてきます。
これらを計画するには、データ管理による分析が必要、そしてそれに見合った適正なトレーニングを選択しなければならない、という訳ですね。
5.Stravaの課金で見えたもの
あくまでも個人的な感想で、自分の理解力が悪いのかもしれませんが、ワークアウトをこなしたあとのデータを見てわかったものは、当たり前ですが数値の羅列。だから何なん?みたいな…
つまり、自分のゴールがどこで、今があなたがこうだから、ここが弱点です、だからこういうトレーニングをしましょう、などの講評はしてくれないわけで、そこは自分の分析力を鍛えなさいよ、と。
ただ、相対的エフォートなるもので頑張り具合を評価してくれて、パワーカーブでクリティカルパワーを可視化してくれて、ゾーン別の分布を教えてくれます。それで十分じゃない?という人もいらっしゃるのでしょうが、自分には、これ課金しなけりゃ見れないの?という感想です。
気になる場所にセグメントを作成したり、フォロワー内の順位を見たり、過去の自分のタイムと比較したり、これには課金する意味は感じますけど、それにこの月額料金は払えない。これが現時点での自分の感想です。(セグメントはなぜか課金しなくてもいくらでも作成できる不思議。これがサーバーの負担を重くしていると思われるのですが)
6.結論
というわけで、サブスクリプションはソッコー解約することにしました。勢いで1年分払わなくて良かった。ただ、クリティカルパワーやパワーゾーンや心拍ゾーンは見たいのです。Garmin Connectという選択しもありますが、特定メーカーによるハードウェアのサービスに依存したくないので、さてどうしたものかな、と思っていたら HealthFit という買い切りのiOSアプリがネットで紹介されていました。
7.HealthFit
App Storeでの説明ですが、Google翻訳によれば次のとおりです。(抜粋)
HealthFit は、Apple Health に保存されているワークアウト データを分析することにより、通常はプレミアム サブスクリプション サービスでしか得られない、不可欠な追跡と洞察を提供します。それでも Strava や Training Peaks などのアプリを使用したい場合は、HealthFit が信頼性の高い自動バックグラウンド同期を提供します。
https://apps.apple.com/jp/app/healthfit/id1202650514
データを見るだけなら、これで良いんじゃない?