ロードバイクとウインドサーフィン、ランニング、そして日々の出来事を綴ります

【ライド】STRAVAのススメ【ランニング】

1.はじめに

サイクリングでも、ランニングでも、練習として継続していくにはモチベーションの維持が肝心です。各種のファンイベントやレースへの出場、距離やタイムの自己ベスト更新、美容やダイエットの効果、グッズやウェアの新調などなど。

自分の場合は、やる気度アップとしては

知人に負けられね〜 > 機材買った > ウェア買った の順でしょうか。

さて、あなたのモチベーションとなる原動力は何ですか?

2.STRAVAの機能

このSTRAVAのサイトには以下の機能があります。このサイトにサイクルコンピューターやスポーツウォッチなどのデバイス、またはスマホアプリからデータをアップして利用します。専用スマホアプリで手軽にデータを見ることができるし、PCサイトからは詳細な分析データを見ることもできます。モチベーションアップのツールとして活用してみてはいかがでしょう?

a.活動記録、いわゆるログ機能
b.分析機能
c.SNS機能
d.セグメント対決
e.コース探索機能

有料プランもありますが、ほとんどの機能は無料で利用できます。有料プランは「Sammit」と呼ばれています。

3.STRAVAを利用するには

STRAVAはスマホアプリが用意されているため、アカウントを作れば誰でも無料でほとんどの機能が利用できます。ただしスタートとゴールまではアプリを起動しっぱなしで記録し続けることになり、GPSを常時使用するためバッテリーをそれなりに消費することにはなります。

ランニングであれば、スマホを腕に装着したりウエストポーチに入れるなどで利用できます。自分はApple WatchでSTRAVAのアプリを利用しています。

自転車走行(以下、ライド)の場合はスマホを自転車のハンドルに固定するキットがあれば、時速や時間などを計測してくれたり、コースをナビゲーションしてくれるサイクルコンピュータとしても利用できます。もちろん、画面を見る必要がなければスリープの状態でポケットに入れておくことも可能です。その場合はバッテリー消費もある程度は抑制できるでしょう。

あるいは、ガーミンなどのサイクルコンピュータがあればアクティビティ終了後のデータを共有することで連携します。ガーミンなどのデバイス自身がガーミン・コネクトなどのサイトにデータをアップロードする際にデータをSTRAVAが共有して利用する形になります。自分はガーミン・エッジを利用しているので、エッジがiPhoneのガーミンコネクトにデータをアップロードする時にSTRAVAにもアップされます。

ですのでガーミン・コネクトとSTRAVAとでそれぞれログが記録されていることになりますが、自分が見るのはSTRAVAオンリーでガーコネほぼ利用していません。ガーコネはガーミンユーザーしか利用できませんが、STRAVAは機材に依存しない無料サービスなので沢山のユーザーが世界中で利用しています。もちろんプロ選手も。


UCIワールドチームのAG2Rのロマン・バルデ選手と、FDJのティボ・ピノー選手のSTRAVAアカウント。凄過ぎて参考にならないかも知れません。

対応するデバイスはこちら
Amazfit
Bkool
Bryton
CATEYE
CycleOps: Joule
Fitbit
Garmin
LIVEROWING
Lyzene
Microsoft Band 1 & 2
MIO
Peloton
Pioneer
Polar
Recon: Jet
Sigma
Soleus
SRM:PC8
Suunto
Tacx
TomTom
Wahoo
Zwift

おそらくは、ほとんどのサイクルコンピューターに対応しているのではないでしょうか。あれ?EPSONがないな…

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4.ログ機能

個々のアクティビティついて、走った距離やコース、ペース、平均速度や最高速度を記録してくれるほかに、ライドであれば、獲得高度、移動時間、消費カロリーを記録。ランであれば、1kmごとのスプリットタイムを記録してくれます。Apple Watchのような心拍測定機能がついていればそれも記録されます。スマホアプリではライド、ランニングのほかにウォーキング、水泳はもちろんスキーやサーフィンなどいろいろ種目を選ぶことができます。自分はウインドサーフィンのときにそれを選んでいますが、特に違いが分かりません。おそらく表示される項目がそれぞれで変わるのでしょうが、ウインドサーフィンの最中には画面を見ることは無く、後からPCで航跡と距離、最高速度を見るくらいなのであまり意識したことがありません。

おそらくサイクリストの多くはガーミン・エッジなどのサイクルコンピュータを持っているので、そこで計測されたケイデンスやパワー、心拍ももちろん反映されます。パワーはパワーメータを持っていなくても自身の身長と体重を登録していれば推定値が表示されるようです。

アクティビティの途中で撮影した写真があれば、保存も可能です。PC版のみの機能ですが、GPSデータをもとにルート上の撮影地として反映されます。

ログはさかのぼって古いアクティビティを確認できるため、去年の今ごろはどこに出かけていって、どんな服装で暑かったとか寒かったとか分かるので便利です。

5.分析機能

ライドでは走ったコースの地点に応じて、高度断面図、距離、移動時間、高度、勾配が表示され、別のグラフではスピード、推定パワー、ケイデンスが表示されます。もしもパワーメーターをお持ちなら、有料プランに加入することで詳細な分析結果を得ることが可能となります。自分はパワーメーターを持っていないので、1か月有料プランを試してみましたが特に必要性を感じなかったので、解約しました。

ランでは1kmごとのスプリットタイムやペースが表示されます。有料プランではマラソン大会当日までの練習プランを考えたりしてくれるそうです。

6.SNS機能

知人や気になるサイクリストやランナーをフォローすることが可能です。相手がデータを公開していればアクティビティを見ることが可能です。プロ選手をフォローすることもできるので応援しているグランツール選手のアクティビティからその実力を垣間見ることができます。レースのリザルトは公開していない場合が多いです。

フォローすると、当然、その人の練習量が分かるので「あ、あいつが頑張ってるなら自分も」という気持ちになり、それが一番のモチベーションに繋がると思います。また「いいね」をしたりされたりすることで、これもモチベーションアップになります。

さらに、自分が知らなかったコース、興味のあるレストランなどの情報も手に入ることになります。

イベントで出会った方がSTRAVAを利用していれば「せっかく出会ったのにその場限り」ということにもなりません。自分もそれがきっかけでその場でお互いにフォローしあい、イベントが終わった後の現在でも親交が続いています。また、近場で良く走っているけど面識のない方をフォローし「いいね」送りあって、イベントで初めて出会って話が弾むこともあると思います。こういったシーンがSNSの一番の魅力ですね。

7.セグメント対決

STRAVAの醍醐味といえば、何といってもこれ。セグメントとは、あるポイントからポイントまでの区間をコースとして設定することです。STRAVAに登録している人がその区間を走ると、GPSにより勝手にエントリー、タイムが計測され順位が出ます。ライドであれば峠の登り口をスタート地点とし、峠の頂上をゴールにしたセグメントがよく作られています。ヒルクライムに挑戦したサイクリストは勝手にタイムが計測され自分の順位がはじき出される訳で、言えばGPSがスタートゴール係りのタイムトライアルです。現在の一位にはKOM(キング・オブ・マウンテン)の称号が与えられます。もちろん信号の無い平坦な直線をセグメントとして作っている場合もあります。

ふだん何気なく走っているコースがTT(タイム・トライアル)になる訳ですから、ハートに熱い火が点かない訳がありません。そのうち「今日はあのセグメントに挑戦しに行く!」という具合になる訳です。自己ベスト更新も嬉しいですが、順位が上がるというのはより嬉しいものです。他人を打ち負かす訳ですから。ときには追い風を利用するのも大目に見てください。台風前後の強風が吹く時にセグメントに挑戦しに行くようになったら、あなた、それはちょっと重症です。

PC版では仮想敵が何秒前に時速何キロ差で先行している、といった情報も分かります。あそこの急勾配で差がついた、とか終始差が開いていって実力の差を思い知らされるとか、結構リアルです。

セグメントは誰でも作成することができます。だもんで、できればネーミングは分かりやすく特徴を捉えたものにしていただきたい。県道何号線ヒルクライムとか、訳分かりませんし、厨二病みたいな名称とかはこちらが見ても恥ずかしいので。自分が設定する時には峠名を必ず入れたりバス停など土地の固有名称を入れたりと一手間入れるようにはしています。サイクリストのみんなが親近感をもって挑戦して欲しいと思っています。できればセグメントの名称を自分で変更できると良いですね。

8.コース探索機能とその他

他人が作成したセグメントを地図上から探してくれる機能です。自分が行ったことの無いところでも他のサイクリストが好んで出かけているようなコースがあれば、是非行ってみたいものです。あるいは片っ端から各地区のセグメント攻略の目的で出かけるのも良いかも知れません。

お気に入りのルートを作成することも可能です。何人かで集団ライドする場合に、事前にルートを作成することでお互いに情報共有することが可能です。

このほか、便利な機能にMyギアという機能があり、バイクやシューズを登録できます。総走行距離が分かります。特にランニングシューズの場合は交換の目安になります。要望としてはMyギアをコンポーネントごとに登録できるようになるといいですね。ホイールで設定できれば走行距離がわかるためメンテの目安になると思います。これは現実的な要望です。

クラブという機能は所属チーム単位で比較できるので、チームで活動している方たちには便利な機能かも知れません。自分はソロでのライドがほとんどなので機能の紹介は省略させてください。

9.終わり

セグメントには、信号が途中にあるものや、ダウンヒルや下りセクション、ゴールが交差点直前、軽車両通行禁止など危険なものもあります。交通法規やマナー、安全に注意して楽しみましょう。

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