1.はじめに
ショップでの電動アルテグラの組み付けがおわり、先日納車されました。すぐにでも乗りたい気持ちもありましたが、平日の夜にシェイクダウンというのも、暗がりでトラブルがあると嫌なので初ライドは週末の楽しみに、ということでまずはDi2の設定を行うことにしました。
2.ギアチェンジについて
これまでのカンパニョーロのギアチェンジは、親指ボタンを押すとシフトアップ、チェンジレバーを引くとシフトダウンと、迷うことは一切なかったのですが、試乗で機械式のシマノに乗るともうチェンジミスをしまくり。Di2にする理由のひとつは各レバーが独立しているため機械式よりもミスしにくいと思ったからです。それでも試乗の時はやっぱりミスはしていましたけど。ただ、スラムのeTapの変速方法は直感的で分かりやすかったのを憶えています。
Di2はシフターの各レバーの変速割り当ての設定を変更することができます。デフォルトは
・右前レバー:リア側シフトダウン
・右後レバー:リア側シフトアップ
・左前レバー:フロント側シフトアップ
・左後レバー:フロント側シフトダウン
これをeTapもどきにするには
・右前レバー:フロント側シフトアップ
・右後レバー:リア側シフトアップ
・左前レバー:フロント側シフトダウン
・左後レバー:リア側シフトダウン
とすれば、元カンパユーザーはシマノ式の難しい操作方法を覚えなくて済むという訳ですね。やった。
3.ディレイラーの設定
Di2のレバー割り当てを変更するには、E-TUBE(今日現在のver.3.3.3)というスマホアプリを利用することになります。結構、四苦八苦だったので備忘録も兼ねて。
1.まずはDi2とスマホをBluetoothでペアリング
a.ジャンクションAの裏にあるスイッチを1.5秒クリックしてペアリングモードへ
b.赤と緑のランプが交互に点滅
c.スマホのアプリを起動
d.ワイヤレスユニットの型式が現れるので選択
e.パスコード6桁を入力して接続
2.アプリで設定手続きへ(スイッチ)
a.工具アイコンのカスタマイズをタップ
b.スイッチをタップ
c.右または左のシフターをタップ
d.各レバーに機能を割り当て
3.アプリで設定手続へ(シフトモード)
a.フロント・チェーンリングの歯数を入力
b.リアのカセット・スプロケットのロー、トップの歯数を入力
c.シンクロナイズドシフト間隔(割愛)
4.アプリで設定手続へ(多段変速)
内容は割愛。オンにすればチェンジレバー連続クリックで一気に二段、三段のギアチェンジが可能
5.スロットに保存
多分、S1のスロットが、ジャンクションAでダブルクリック1のフルシンクロ、S2のスロットがダブルクリック2のセミシンクロとして対応してるのではなかろうか(未検証)
6.Bluetoothを切断
切らないと設定がDi2に反映されない仕様です。
自分的には、アプリ上のどこかで「反映」もしくは既存の設定ファイルを「上書き」処理を実行するイメージがありました。Bluetoothを接続した状態でシフターレバーをクリックして確認しても反映されていないのでおかしいな、ヤキモキしていましたが、Bluetooth接続を切らないとダメだとわかり安堵しました。なんだよ〜…ですね。
ガーミンEdge810Jの設定
1.機能
Di2はEdgeとANT+で連携できます。
・ギア比
・フロント側ギア
・リア側ギア
・Di2のバッテリー状態
そして、ブラケットの角にあたるスイッチAに割り当てられます。
・Edge画面のページスクロール
・手動ラップ
・タイマースタート/ストップ
・タイマースタート
・タイマーストップ
・バックライト点灯
・地図表示
・コンパス表示
・高度表示
・ラップ詳細表示
・バーチャルパートナー表示
これらが、短押し・長押しで左右に割り当てることができるため、4とおり可能です。実はダブルクリックするとスタート/ストップ機能が割り当てられていました。ただし設定画面はないため変更不可能と思われます。
2.設定方法
a.Edgeのホーム画面にある工具アイコンをタップ
b.バイクプロフィールをタップ
c.バイクを選択
d.バイクセンサーにDi2のロゴが表示されるのでタップ
e.ボタンを有効にして検索
f.センサー詳細をタップ
g.デュラエース リモート設定をタップ
これで、もうしばらくEdge810Jが利用できそうです。ありがとう、ガーミン